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【視えてない世界を想像、創造】撮影技術進化で面白くなってきたハリウッド映画【特撮はここまで来ている!】

【視えてない世界を想像、創造】撮影技術進化で面白くなってきたハリウッド映画【特撮はここまで来ている!】

今年も新作映画の季節がやってきました!シリーズものあり、全く新しいジャンルあり、と楽しみです。中にはテーザーで面白いだろうなぁと勘違いさせられて実際に鑑賞してみると、そこまで内容のある映画ではなかったというものもあり、支払ったお金もったいない気もしますが、本物と出会うためには駄作も観ておく必要があるので必要経費です。

大物俳優で引き寄せているタイプのものは外れる可能性があります。トム・クルーズの「Mission Impossible – Dead Reckoning Part One」もストーリー展開が強引すぎて、リアリティーに欠ける部分があり残念でした。今年はその続きが公開されるので鑑賞しようとは思っています。その代わり、期待していなかったけど当たったものもあります。

カット割りが凄いことになっている

まず、「Kingdom of the Planet of the Apes」。邦画タイトル「猿の惑星/キングダム」。これは凄かった!何が?撮影技術です。明らかにドローンで撮影したと思われるカットが存分に使われていました。実際にはドローンを飛ばしたわけではなく、CGで制作した環境の中でカメラ設定をして映像として作り出したものだと思います。でも凄いです。

冒頭、カメラが空中を飛んで撮影しています。そしてある一定部分をフォーカスし始めると猿人3人が登場してきます。ビルか何かを登っているんです。もう、このシーンなんて、普通の現実世界では撮影不可能、仮想空間内にその世界観を創造して、その環境を俯瞰して撮影する想像力がないと、ここまで単純だけど魅力的な映像は撮れないと感じています。

それぐらい凄い!カット割りも見事で、ドローン撮影、望遠レンズ撮影、広角レンズ撮影、単焦点レンズ撮影と全く飽きさせることなく、次々とありえない角度からの撮影映像が飛び込んできます。映像ソフトウェア内で、カメラの位置、移動制御できることでどんな角度からどのレンズで撮影する、という技術のお陰でカメラ割が凄いことになってます。

こうなってくると絵コンテの時点で如何に想像的に創造することができるかに、その監督の技量が試されるわけでして、技術、知識のある人は、勝負して試せる世界が簡単に手に入るので、これからも魅力的な作品は出続けるでしょう。後はシナリオです。「Kingdom of the Planet of the Apes」の続編が楽しみで、色々な付箋が各所ありました。

ノアとメイが巨大望遠鏡から観たものは何だったのか?土星?人間が作った巨大施設の中で、ノアが土星の飾り物に反応するシーンが有りました。後、メイが大事に取ってきたハードディスク、あれにより新たな展開が始まりそうなんですけど、何処と交信しているのか?映画の中の世界観は何年後の世界観なんでしょう?猿人と人間の共同生活です。

音楽も何気ない引き立て役

次に上げるのが「Dune: Part Two」。邦題「デューン 砂の惑星 PART2」。この映画も凄かった。私はシリーズ最初の作品「DUNE/デューン 砂の惑星」を観ていなかったんですけど、楽しめました。勿論、鑑賞後、すぐに観ましたけど。レベッカ・ファーガソンのファンでそれもあって観たんですけど、想像以上に圧倒されました。

ストーリーは「機動戦士ガンダム」を連想させました。続編2の最終シーン、地上での戦いが終わり、宇宙へと飛び立っていくんですけど、まさに「機動戦士ガンダムパート2」の終わり方にそっくり。パート3の展開が楽しみです。ネタバレですけど、まさかポールと母のジェシカがハルコンネン家の血筋だったとは!ストーリーも面白いけど、撮影技術も凄い!

それよりも音楽、BGMに今回は感銘を受けました。「Dune: Part Two」、最後のシーンでの仕掛け。戦いが終わり、主人公二人が見つめ合うシーンで流れてくるBGMに感情が揺さぶられます。高揚感マックスで映画終了。映画館で良い作品の後、しばらくその映画の余韻に浸っている感じ。強烈なインパクトを与えていたBGMも途切れて静かな歌声が。

しばらくキャスト紹介の画面と流れてくるBGMの波動に浸っていると、あっ、って気づいたんです。音楽のサビの部分が流れていたとき、このサビの部分、映画の最終シーンで流れていたんです。映画終了後、違和感無く、そのまま余韻に浸される環境づくりはこうした仕掛けがあったんです。上手い!と感動してしまいました。伝わったでしょうか?

VFXなどで違和感のない世界へ

「Sonic the Hedgehog 3」。邦題「ソニック×シャドウ TOKYO MISSION」。もう特撮がお見事、ストーリーも面白いし、序盤から一気に映画に入り込めます。気づいたらハリネズミ3人組にすっかり魅了されています(ハリネズミだったとは知りませんでした)。後、声優としてキアヌ・リーブスが登場していたりして、ビックリ。めっちゃ良かったです!

で、登場人物として歳を取ったジム・キャリーが出演していたこと。これも驚きました。内容なんですけど、もう特撮が良すぎて全く違和感がないままに終了。ストーリー展開も面白かったし、キャラクターの魅力にいつの間にか引き込まれてしまいます。それぐらい良かった。続編が楽しみな作品がまた一つ増えました。

世界がケオス、でも娯楽があれば

今世の中、トランプ大統領劇場の一人芝居の性で、荒れに荒れまくっています。まだ序盤でしてこれからどんな波乱、サプライズが待ち構えているのか。そんな出来事に一喜一憂していたら疲れちゃいます。株価も、為替も乱高下。でも「ネットフリックス」だけは絶好調なんです。やっぱり娯楽に逃げるのでしょうか。簡単ですから、現実から目を背けることは。

ということで今年も、そしてこれからも映画の世界は魅力的な作品がどんどん世に出回ってきます。ティーザーの性で、期待して観たけど大した作品ではなかった、ということにも遭遇するでしょう。でも駄作を経験しないと、本物に出会ったとき、その細部の凄さに感動しないし、気が付かない。映画の良い作品に出会ったときの感動は計り知れないですから。

ABOUT ME
Kz
19歳で渡米、ノースカロライナ州シャーロット、カリフォルニア州ロサンジェルスを経て現在ニューヨーク在住!!ウェブライター、エッセイスト、スポーツジャーナリスト、写真家、動画編集・制作者として活動する50代オヤジ。プログラミング、動画制作、ゴルフにどハマりしてます(笑)ユーチューブ、はじめました!
Knowledge Is Power.

英語プラス@の時代。インテリジェンスな情報を英語でキャッチ。日本語に翻訳されるまで待つのはやめましょう。できるあなたへ、 Knowledge is Power. このパワーの意味するところは何であろうか? それは思うに『異なる環境へ適用する能力』だと思います。

例を挙げるなら、簡単な海外への小旅行から不確定未来のさまざまな社会への対応能力など、それ相応の知識を持っているのといないのとでは、その人の人生の過程において得るであろう結果は、まったく違ったものになります。

当たり前のことですが成人してからの個人はすべて自己責任です。育ってきた環境への不満は、成人してからの人生ではすべて自分次第でどうにでもなります。今の自分の生活環境を嘆く前に自分は努力してきただろうか、問いただしてみるといい!

小旅行の場合。英語で言う Please, Execuse Me, Thank You はなるべくその行く国々の言葉で話したほうが無難である、と言われます。その他に簡単な挨拶から10ぐらいまでの数字の言い方。その国のお金の単位や、その渡航時期の気候など、常識と思われるある程度の情報はその旅行自体を楽しんだり、その個人を守る上で必須。

新しく違う環境での生活を始めるとなった場合はどうでしょう?例えば住み慣れた日本の環境から、経験のない海外での生活となると、情報収集の意味がその行く国々についての知識の習得と言うニュアンスに変わってきます。その国の言葉から文化や生活スタイルに至るまで、勉強するべき範囲は広がるのです。

そして最後にこれから益々社会の変化のスピードが早まる中、どのような社会になっても自分を有利に導くことができるかどうかは、その人の知性に関わってきます。基礎となる知識がなくては、知性というもう一つの意味に近づくことができません。

まず何かを知ることからはじめたらどうでしょうか?無知は無恥につながるが何も知らない自分を知ることのほうが、何かを学ぼうとするためのきっかけになると思います。そのほうが知らないでずっと行ってしまうよりはまし。

自分に何が必要かを知った個人にとって、勉強という言葉は無意味に。サバイバル、といったニュアンスのほうが近いのでしょうか。自分の未来を信じることができるのならば、明日への新しい自分に出会うために今日、努力すべき。やるべきことはたくさんあります!!大前研一氏も言っています、

自分に投資する!!自分に投資して付加価値を高め、どんな状況になっても生きていけるだけのスキルを身につける。その時の必要条件は知的に怠惰でないということ。知りたいと思ったことは調べ、経験したいと思ったことは経験し、行ってみたいと思った所には行かなければならない。」、と。

想像して創造すれば君は何処へでも行ける!