【 風の時代の始まり 】トランプ大統領は政治家ではありません、不動産で財を成したビジネスマンです【 内戦が始まる未来 】
インフレ上昇、物価上昇に対して不満を抱いているのに、移民政策や関税強化でアメリカ経済が復活すると望んでいる貧困労働者が、実際にはインフレが加速するアメリカ社会を実感するとき、貧乏労働者の怒りを悪化させる可能性があります。そうなったときどうなるのか?アメリカ社会は銃社会ですから、2度あることは3度ある、暗殺の可能性が浮上。
2024年も12月に入り、ニューヨークはすっかりクリスマスムードが漂っております。11月に行われたアメリカ大統領選挙後のざわめき感も落ち着き、いよいよあのトランプ氏がアメリカ大統領に返り咲き、2期目が始まります。前回と違うのは、トランプみたいな品のない人物がアメリカ大統領になることに対しての悲観的な雰囲気がないこと。
バイデン政権で自信をなくしてしまったアメリカ人には期待感しかないでしょうし、トランプ氏が掲げている政策により、アメリカ社会に活気が戻ってくるようだと、レーガン大統領のように人気者になる可能性があります。この逆の可能性もあるわけでして、人々の失望を発生させてしまうと、本当に暗殺されてしまう可能性もあるのが今のアメリカ社会です。
再選を果たしたトランプ大統領の背景
まず民主党がガタガタでした。バイデン氏が2期目を辞退するという発表が遅れたため、結果的に副大統領としてハリス氏がそのまま民主党アメリカ大統領候補として棚ぼた式に担ぎ出され、社会的な雰囲気も手伝って、なんとかなるだろう、と楽観的になっていたのかもしれません。しかし、本当に困っていたアメリカ人にとっては民主党だけは避けたかった。
このあたりの本音の雰囲気を民主党は把握できなかったことが敗因の原因ではないか。選挙の結果、上院も下院も共和党が支配することになり(トライフェクタ)、これで保守的な政策立案が法として成立しやすくなります。トランプ氏は元々不動産で財を成したビジネスマンですから、アメリカ合衆国を一つの会社と見立てて事に当たるのではないか?
不採算部門の切り離し、または撤退。アメリカ合衆国の利益追求がプライオリティーとなるでしょう。様々な要因で貧乏になってしまったアメリカ人に儲け話、好景気感を与えて自信を取り戻せさせる。アメリカ以外の世界がどうなろうと無関心、とにかく儲け話でアメリカ社会に活気を復活させることにまず着手すると思います。
不動産王としての経歴、品のない紳士
トランプ氏は、アメリカ合衆国大統領として知られていますが、その前身は不動産王としての経歴が長く、ニューヨークやラスベガス、ワイキキ、アトランティックシティなどに多くの高層ビル、ホテル、カジノ、ゴルフコースを所有・建設しています。父親の不動産事業を引き継ぎ、トランプ・オーガナイゼーションと改名し、マンハッタンに事業を拡大。
ビジネススタイルは、スケールの大きなビジネスを好み、借金をして多額の資金調達を行い、豪華で高額な不動産に投資する手法を取っています。これは父親の比較的堅実なビジネススタイルとは対照的で、人物としては派手好きというか、下品な下ネタを好む印象があります。実際、色々と女性問題の話題も尽きないですし。
恥をかかされることが大嫌いで、自分を貶めた人物に対しての復讐心を抱いているなぁ、という印象が強いです。来年早々、アメリカ大統領に返り咲いた日には自分に向けて攻撃を仕掛けた人物、訴訟を起こしたり、自分を裏切った人物に対しての反撃をするかもしれません。それぐらい政治家のしての品格に欠ける人物です。
このような人格のトランプ氏ですから政治家として対応をしようとすると日本の政治家は戸惑ってしまうかもしれません。はっきりいうと、日本の政治家のことなんてトランプ氏は眼中にないだろうし、金儲けのネタを持ってこない限り、邪険に扱われる可能性大です。で、結局、高額の防衛予算としてアメリカから武器を買うことになってしまう。
もう一度いいますけど、トランプ氏は政治家ではなく、ビジネスマンですからこれぐらいの強気のディールには慣れている人物です。日本の政治家はごまをするようにトランプ氏のご機嫌を取りそうで、これでは益々舐められてしまうでしょう。日本はビジネス感覚を持った政治家を交渉事に当たらせるべきです。
アメリカ軍の撤退と軍需品の販売
これは、軍事産業の強化と経済的利益を狙った戦略です。なんでアメリカが世界の警察の役割を果たさなければいけないのか?ビジネスマンですから選択と集中投資で経済を活性化させる。 不採算部門からの撤退。トランプ氏はアメリカ軍を世界各地から撤退させ、代わりにアメリカ産の軍需品を購入させることを目指しています。
ヨーロッパから、中東から、東アジアからアメリカ軍が撤退するとどうなるのでしょうか?変わって覇権を握りたい大国が出てくるでしょう。ヨーロッパではロシアであり、中東ではイラン、東アジアでは中国です。この3国、ロシア、イラン、中国が経済的に結びついて協力体制が出来上がってしまうとアメリカ一強だった世界が変化します。
アメリカはドル箱の崩壊を傍観しているだけなのでしょうか?ここもトランプ氏は計算していて、暗号資産、電気自動車(EV)、人工知能(AI)への積極的投資で儲けようとしているようです。 現実的な話として現在進行中で、BRIKSはデジタル人民元を採用する体制を整えていて、日本はこの影響を少なからず受けるかもしれません。
現在アメリカ社会が抱える問題
内需を見てみましょう。アメリカはどうような方向性で進むのか?アメリカ社会は現在、物価上昇や貧困労働者の怒り、急増する不法移民などの問題を抱えていて、これらの問題に対して、トランプ氏はどのようなディールを成し遂げようとしているのか注目されています。ここはどうすれば民衆の心を把握できるのかに長けているトランプ氏の得意分野です。
まず大々的にメディアで発言していることとして、トランプ氏は移民排除や関税強化などの政策を推進しています。これは、経済的利益と社会的安定を求める一方で、矛盾する政策を採用していることを示していて、このあたりは日本人には理解しづらいかもしれません。これらの政策は、インフレ加速のリスクを伴っています。
インフレ上昇、物価上昇に対して不満を抱いているのに、移民政策や関税強化でアメリカ経済が復活すると望んでいる貧困労働者が、実際にはインフレが加速するアメリカ社会を実感するとき、貧乏労働者の怒りを悪化させる可能性があります。そうなったときどうなるのか?アメリカ社会は銃社会ですから、2度あることは3度ある、暗殺の可能性が浮上。
アメリカ国内で内戦が始まる未来
もしインフレが加速してしまった場合(現実となる可能性大)、トランプ氏、暗殺されてしまう?日本人にとっては理解できないでしょうが、アメリカ社会は本当に内戦に陥ってしまうかもしれません。2024年春に公開された映画「Civil War」のタイミングの良さと言ったらハリウッドは流石で、単純なアメリカ人は本気にするかもしれないのです。
仮に暗殺されないとしてもアメリカ社会に不満感が漂うようだと、そのあたりの計算はトランプ氏は巧みですから、単純なアメリカ人の注意を内政から外へ向けようとするはずです。つまり、中国との対立関係を煽ることをし始めるかもしれません。コロナ禍のとき、チャイナウィルスと言っていた張本人ですから。
更にロシアやイランとも関係がなにかのきっかけで悪化してしまったら。ここから第3次世界大戦が発生してしまうという最悪のシナリオになる可能性があるのです。ニューヨークで生きている私としては、アジア人イコール中国人と日本人とか韓国人の区別のつかないアメリカ人ですから、大人しく生きることを徹底しないといけなくなります。
日本社会はどうなる?
トランプ氏が再選することが決まったとき、小さな波が発生、まず仮想通貨のビットコインが盛り上がり始めました。なぜ?トランプ次期アメリカ大統領の指揮下、アメリカ政府が毎年大量のビットコインを購入するということを発表、実行し始める可能性が高いのです。なのでビットコインが上昇しているというニュースが出回っています。
これは相当なバブル発生で、今後もビットコイン価格は間違いなく上昇します。アメリカ政府が購入しつづけることが確実だから。これが小さな波の正体です。ではこのさき何が起こるのか?まずビットコインを購入するにあたってどの通貨で購入するのか?中国通貨でしょうか?それとも我々の日本通貨でしょうか?答えはアメリカドルです。
米ドルの需要が必然的に伸びて、その結果どうなるのか?アメリカ社会のインフレは高まっていくと思います。ますます格差拡大。結局、移民政策も、関税政策も、インフレ圧力を抑えることはできない。その上、ビットコインバブルでインフレ加速。ビジネスマンとしてのトランプ氏はどのようなカードを用意しているのでしょうか?
今、グレートリセットという言葉が出回っているようですが、簡単に言うと、借金をすべてチャラにします、というようなこと。インフレで社会の混乱を収めるにはもうこれしか方法がないような気がします。アメリカ社会に大量のドルが発行されて、社会がドルで溢れ、お金の価値がなくなるので金利が上がる。 新しい通貨システムの誕生です。
ということは日米の金利差が広がるので円安になります。どの程度の?私は1ドル200円を超えると思っています。金利格差以外にも様々な要因はありますが、確実なのは円安は長期傾向だということ。この波がやがて大きな波となって世界経済を大混乱に貶めるはず。1970年代、1980年代は1ドル200円とか250円の時代です。
振り子が戻って、その位置にまで円安が進むからその準備をしましょう、ということです。ここで気になるのが、アメリカ社会はグレートリセットで借金がチャラになるけど、日本はどうなるのか?トランプ政権のこの4年間で世界は物凄く変化します。人生のまさか、が何回も起こると思います。不安ですか?心配ですか?
一つ言えるのはどんなに悲惨な状況でも一生は続かないということです。必ず晴れの日がくる。生きていればですけど・・・「無知で優秀で我慢強い日本人」にはどのような対処が必要とされているのか?大事なキーワードとしてはグレートリセット、新通貨システム、大量の失業者発生、無能力者階級誕生、汎用性人工知能、3D化する社会、人工衛星通信、鬱病が死因のナンバーワンに、安楽死が市民権を得る、癌ワクチン開発成功、不老を人類が克服、働くことは任意に。なんのこっちゃ?という感じでしょうか。
今の段階でははっきりと未来がぼやけていて実感できないので、2025年の社会を洞察してから、これらの事柄について記述していこうと考えております。どちらにしても、世の中の景色ががらっと変化することだけは確かです。地球上の全て、人類社会がデジタル化する最後の混乱期にこれから突入していきます。
バイデン政権で自信をなくしてしまったアメリカ人には期待感しかないでしょうし、トランプ氏が掲げている政策により、アメリカ社会に活気が戻ってくるようだと、レーガン大統領のように人気者になる可能性があります。この逆の可能性もあるわけでして、人々の失望を発生させてしまうと、本当に暗殺されてしまう可能性もあるのが今のアメリカ社会です。
英語プラス@の時代。インテリジェンスな情報を英語でキャッチ。日本語に翻訳されるまで待つのはやめましょう。できるあなたへ、 Knowledge is Power. このパワーの意味するところは何であろうか? それは思うに『異なる環境へ適用する能力』だと思います。
例を挙げるなら、簡単な海外への小旅行から不確定未来のさまざまな社会への対応能力など、それ相応の知識を持っているのといないのとでは、その人の人生の過程において得るであろう結果は、まったく違ったものになります。
当たり前のことですが成人してからの個人はすべて自己責任です。育ってきた環境への不満は、成人してからの人生ではすべて自分次第でどうにでもなります。今の自分の生活環境を嘆く前に自分は努力してきただろうか、問いただしてみるといい!
小旅行の場合。英語で言う Please, Execuse Me, Thank You はなるべくその行く国々の言葉で話したほうが無難である、と言われます。その他に簡単な挨拶から10ぐらいまでの数字の言い方。その国のお金の単位や、その渡航時期の気候など、常識と思われるある程度の情報はその旅行自体を楽しんだり、その個人を守る上で必須。
新しく違う環境での生活を始めるとなった場合はどうでしょう?例えば住み慣れた日本の環境から、経験のない海外での生活となると、情報収集の意味がその行く国々についての知識の習得と言うニュアンスに変わってきます。その国の言葉から文化や生活スタイルに至るまで、勉強するべき範囲は広がるのです。
そして最後にこれから益々社会の変化のスピードが早まる中、どのような社会になっても自分を有利に導くことができるかどうかは、その人の知性に関わってきます。基礎となる知識がなくては、知性というもう一つの意味に近づくことができません。
まず何かを知ることからはじめたらどうでしょうか?無知は無恥につながるが何も知らない自分を知ることのほうが、何かを学ぼうとするためのきっかけになると思います。そのほうが知らないでずっと行ってしまうよりはまし。
自分に何が必要かを知った個人にとって、勉強という言葉は無意味に。サバイバル、といったニュアンスのほうが近いのでしょうか。自分の未来を信じることができるのならば、明日への新しい自分に出会うために今日、努力すべき。やるべきことはたくさんあります!!大前研一氏も言っています、
「自分に投資する!!自分に投資して付加価値を高め、どんな状況になっても生きていけるだけのスキルを身につける。その時の必要条件は知的に怠惰でないということ。知りたいと思ったことは調べ、経験したいと思ったことは経験し、行ってみたいと思った所には行かなければならない。」、と。