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アマゾンは社会のインフラを変えようとしている

アマゾンは社会のインフラを変えようとしている

モノの提供をシームレス化する。水・電気・ガス、というような社会インフラの一部になる、当たり前の社会インフラとして人々の生活スタイルになくてはならない存在となること。

12月に入りいよいよクリスマスシーズン到来、ショッピングでお金を散財する季節となりました。先月から始まったブラックフライデー、サイバーマンデーと小売業としてはこの短い消費合戦で1年分の売り上げを稼ぐぞ、と気合を入れているかもしれません。しかし、それはほんの数年前までのお話。今はアマゾンでほとんどの買い物を済ませてしまう、という時代なんです。

私の場合、欲しいものがあればまずグーグルで検索するよりもアマゾンで検索することの方が多くなりました。色々と選択肢をディスプレイに表示してくれて、価格からレビューまで参考になる情報が手軽に入り、その瞬間買い物の決定をしなくてもお気に入りリストに登録しておけばいつでも再びアクセスできる便利さを提供してくれるアマゾン。快適すぎます。

シュークリーム
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ネットショッピングに慣れると買い物の感覚が麻痺してくるのは私だけでしょうか。実際に手にする事なく欲しい商品のことを手に入れるまで考え続け、気がつくと購入している。この商品は如何ですか、と誘惑。恐ろしいシステムです(涙)

第2本社はニューヨークとアーリントンに決定

ニューヨークのランドスケープがまた新しくなりそうです。クイーンズ地区ロングアイランドという場所は不動産開発が進んでいて、新しいマンションやら商業ビルディングが建設ラッシュ状態です。ここへアマゾンが第2本社を置くということですから、お金、モノ、人が集まる場所へと進化していきそうです。グーグルもニューヨークでのプレゼンス、拡大する予定ですし。

アマゾンは何を目指しているのでしょうか?

アマゾンは何を目指しているのでしょう。私は社会のインフラを変えようとしているのだと思います。モノの提供をシームレス化する。水・電気・ガス、というような社会インフラの一部になる、当たり前の社会インフラとして人々の生活スタイルになくてはならない存在となること。ここがアマゾンがたどり着きたいと目論んでいる戦略ではないかと感じています。

気軽に欲しいものの選択肢を広範囲で教えてくれるアマゾンからの誘惑に対して、自己制御するのは大変なことになりつつあります。消費は本能ですから。消費の入り口と出口をアマゾンは今確実に抑えつつあるように感じているのは私だけでしょうか。入り口にはAlexa(アレクサ)とAmazon Go(アマゾンゴー)が存在しています。出口にはアマゾン、運輸業への参入という計画を掲げています。

ソフトクリーム
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アマゾンの凄いところ、怖いところは一度でもそのサービスを利用してしまうともう二度と昔の状態に戻れなくなる事です。キンドルで本を購入する便利さと言ったら・・・

ゼロ・クリック・オーダー、キャッシュレス決済

皆さんはアマゾン・ダッシュというサービスをご存知でしょうか。ボタン一つ押せば、毎日使う日用品を補充てくれるサービスです。無くなってきたなぁ、と思ったら洗濯洗剤のボタンを押す、ペーパータオルのボタンを押す、歯磨き粉のボタンを押す、コーヒー豆のボタンを押す、飲料水のボタンを押す、などなど。自分のお気に入りのブランドを登録しておけば、あとはアマゾンが全部やってくれます。

Alexa(アレクサ)はその内家族の一員になってしまいそうです。今アレクサに繋がっている家電製品が増えつつあり、アレクサ、電気をつけて!アレクサ、テレビがみたい!アレクサ、ちょっと寒いまたは暑い(エアコンなど作動)、アレクサ、料理して!(電子レンジ作動)、など人の代わりにアレクサに繋がった家電製品が快適感を提供してくれます。気がつくとアレクサはあなたの生活パターンを一番知っっている存在になるかもしれません。

Amazon Go(アマゾンゴー)はレジの無いコンビニエンス・ストアです。店舗内にある商品を手にとってそのまま外へ出ていき、清算はアプリで後から課金される仕組み。財布を持って歩かなくてもよくなる未来が待っています。Whole Foods Market(ホールフーズ)を買収してスパーマーケットでもレジ無しを目指すアマゾン。近い将来、物理的な買い物もアプリで清算ということになるでしょう。私はスタバーではすでに現金ではなくアプリで支払っています。

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ドーナッツ
ドーナッツ
購入までの過程を限りなく少なくすること。欲しいものがあれば手に取ってお店を出ても結構です、って世の中は10年後、当たり前になっているでしょうね(笑)

Amazon Go(アマゾンゴー)はレジの無いコンビニエンス・ストア。店舗内にある商品を手にとってそのまま外へ出ていき、清算はアプリで後から課金される仕組み。財布を持って歩かなくてもよくなる未来が待っています。

受注した商品もアマゾンがお届けします!

「GAFA・四騎士が創り変えた世界」著者、スコット・ギャロウェイ氏によると、アマゾンは運輸業への参入を進めてるそうです。空・陸・海、をドローン、ボーイング757・767、トラクター・トレイラー、太平洋横断海上輸送などを利用して物流インフラストラクチャーを構築しつつあるのです。海上輸送業者の免許は連邦海事委員会から2016年に与えられ、これによりアマゾンは他社の商品も配送することができるようになりました。完璧です!

中古モノ、セカンドハンドモノの市場も面倒な梱包など配送も清算などもアマゾンがやってくれると、ここも一気にアイドリングエコノミーの恩恵を受けることになりそうです。住居や、車、人々の時間といった自分が一時的に所有しているモノを、一時的に欲しいる他者に提供する。ここに自分が所有しているモノが加わるのです。アマゾンなら出来そうです!、か?

ロールケーキ
ロールケーキ
アメリカでは中古もの市場、セカンドハンドもの市場は休日のガレージセールで行っていますが、ここをアマゾンがシステム化して抑えてしまうと凄い価値のあるビッグデーターを独占できる状態へと・・・

気がつくとアレクサはあなたの生活パターンを一番知っっている存在になるかもしれません。

ABOUT ME
Kz
19歳で渡米、ノースカロライナ州シャーロット、カリフォルニア州ロサンジェルスを経て現在ニューヨーク在住!!ウェブライター、エッセイスト、スポーツジャーナリスト、写真家、動画編集・制作者として活動する50代オヤジ。プログラミング、動画制作、ゴルフにどハマりしてます(笑)ユーチューブ、はじめました!
Knowledge Is Power.

英語プラス@の時代。インテリジェンスな情報を英語でキャッチ。日本語に翻訳されるまで待つのはやめましょう。できるあなたへ、 Knowledge is Power. このパワーの意味するところは何であろうか? それは思うに『異なる環境へ適用する能力』だと思います。

例を挙げるなら、簡単な海外への小旅行から不確定未来のさまざまな社会への対応能力など、それ相応の知識を持っているのといないのとでは、その人の人生の過程において得るであろう結果は、まったく違ったものになります。

当たり前のことですが成人してからの個人はすべて自己責任です。育ってきた環境への不満は、成人してからの人生ではすべて自分次第でどうにでもなります。今の自分の生活環境を嘆く前に自分は努力してきただろうか、問いただしてみるといい!

小旅行の場合。英語で言う Please, Execuse Me, Thank You はなるべくその行く国々の言葉で話したほうが無難である、と言われます。その他に簡単な挨拶から10ぐらいまでの数字の言い方。その国のお金の単位や、その渡航時期の気候など、常識と思われるある程度の情報はその旅行自体を楽しんだり、その個人を守る上で必須。

新しく違う環境での生活を始めるとなった場合はどうでしょう?例えば住み慣れた日本の環境から、経験のない海外での生活となると、情報収集の意味がその行く国々についての知識の習得と言うニュアンスに変わってきます。その国の言葉から文化や生活スタイルに至るまで、勉強するべき範囲は広がるのです。

そして最後にこれから益々社会の変化のスピードが早まる中、どのような社会になっても自分を有利に導くことができるかどうかは、その人の知性に関わってきます。基礎となる知識がなくては、知性というもう一つの意味に近づくことができません。

まず何かを知ることからはじめたらどうでしょうか?無知は無恥につながるが何も知らない自分を知ることのほうが、何かを学ぼうとするためのきっかけになると思います。そのほうが知らないでずっと行ってしまうよりはまし。

自分に何が必要かを知った個人にとって、勉強という言葉は無意味に。サバイバル、といったニュアンスのほうが近いのでしょうか。自分の未来を信じることができるのならば、明日への新しい自分に出会うために今日、努力すべき。やるべきことはたくさんあります!!大前研一氏も言っています、

自分に投資する!!自分に投資して付加価値を高め、どんな状況になっても生きていけるだけのスキルを身につける。その時の必要条件は知的に怠惰でないということ。知りたいと思ったことは調べ、経験したいと思ったことは経験し、行ってみたいと思った所には行かなければならない。」、と。

想像して創造すれば君は何処へでも行ける!

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